2015年1月31日(土)、連合九州ブロック連絡会・連合大分主催による「『米軍基地の整理・縮小』と『日米地位協定の抜本見直し』を実現する1.31日出生台集会」が大分県の玖珠川河川敷で開催され約5000人が結集、連合長崎からは森会長をはじめ約150名が参加しました。大分県の日出生台演習場では、米軍が沖縄で行っていた県道104号線越えの実弾砲撃演習を本土5ヶ所に移転した1997年以降、米軍による実弾砲撃訓練が行われています。本訓練は、「沖縄と同質・同量」の負担という約束であったにも関わらず、砲撃回数の増加や沖縄では実施されていなかった早朝・夜間砲撃訓練が実施されるなど、実質的には「分散・拡大」されている状況であり、連合九州ブロック連絡会・連合大分は日出生台集会を1999年から開催しています。
集会では、地元実行委員会玖珠連絡会による「地元の思い」の訴えに続き、主催者を代表して連合九州ブロック高島代表幹事、また連合本部を代表して神津事務局長が挨拶を行いました。続いて講演として、沖縄国際大学の前泊博盛教授より、沖縄県での米軍訓練の実情や、日米地位協定の問題点についてお話をいただきました。
最後に、「基地を抱える地元の重圧を少しでも軽減するために『米軍基地の整理・縮小』、そして1960年に締結されて以来、一度も見直されていない『日米地位協定』の抜本見直しを実現する運動を、引き続き地域や職場において全力で展開していく」とする集会宣言を採択し、連合大分村田会長の団結ガンバローで集会を閉会しました。