連合は、10月19日(土)~20日(日)、宮城県仙台市において第14回ユースフォーラムを開催し、連合長崎から青年委員会など3名が参加しました。このユースフォーラムは、「産業・地域を越えた相互交流を通じた青年のネットワークづくりと次世代リーダー育成」を目的に毎年開催していますが、今年は地域における防災体制の強化に向け、東日本大震災被災地の視察と班別学習を行いました。
1日目は、一昨年の東日本大震災にて津波の被害にあった宮城県仙台市若林区荒浜地区、名取市閖上地区の視察が、連合宮城青年委員のガイドのもと行われました。「荒浜地区の家屋、海辺の防災林はほとんど津波によって流された」、「防波堤の建設・嵩上げ工事はあまり進んでおらず、復興への道はまだ長い」、「今なお、多くの人が仮設住宅で暮らしている」等、被災地の現状について説明をいただきました。被災地の視察を終え、仙台市秋保温泉天守閣自然公園・木の家ロッジ村へ移動し、10班に分かれ、「復興に向けて青年の立場で何ができるか」、 「防災体制強化に向けて何が必要か」 についてディスカ ッションを行いました。その後、夕食作りでは、炊飯器やガス等の利便性の高い調理器は使わず、バーベキューの火おこしや、炊飯を空缶で行う等、災害ボランティアを意識した自炊を行いました。
2日目は、1日目のグループディスカッションの結果を各班発表し、 「防波堤の建設等、 設備的な 対策も必要だが、 住民の防災意識向上が最も必 要」 、「地域の連携強化を行い、地域一体となった防災体制の構築が必要」等、被災地復興及び防災体制強化に向けた意識の向上・共有を図りました。
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