日頃より連合運動に対し、ご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。
さて、2025春季生活闘争につきまして、連合長崎構成組織の賃上げに関する4月4日(金)10:00時点で第1回目の集計を行いましたので、結果を報告いたします。
※先日公表いたしました集計結果に一部誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
【概要】 ●月例賃金改善(定昇維持含む)を要求した119組合中37組合(約31%)が妥結済みで、うち地場組合は79組合中16組合(約20%)が妥結している。 ●平均賃金方式で回答を引き出した組合の加重平均は17,823円・5.65%(昨年同時期比4,022円増・0.74ポイント増)、うち地場16組合の加重平均は 17,319円・6.86%(同 6,323円増・2.20ポイント増)となった。 〇現時点ではあるものの、昨年に引き続き連合長崎結成以来の高水準 第一回目の集計ではあるが、定昇込み賃上げ17,823円は連合長崎結成以降最も高く、過去10年の賃上げ額・率を見ても、ここ数年の賃上げの流れが継続できている。 また、地場組合については、6%を目指すという連合方針に基づく要求・交渉で企業側の理解を得られたものと受け止める。一方、いまだ多くの地場組合が交渉中であり、引き続き注視していく必要がある。 ○妥結した約5割で満額回答の一方、昨年より妥結に時間を要している 妥結した37組合のうち、満額もしくは要求を超えて賃上げを獲得した組合は約5割におよぶが、昨年と比較しても妥結数が半数と、妥結に向けて粘り強く交渉を続けていると推測する。 また、中小零細企業の賃上げには価格転嫁が不可欠だが、人材不足の課題を抱える公共交通においては、運賃値上げなども実施されていることもあり、大手には及ばないものの全体的にベースアップによる改善が見られる。 ○長崎県の中小地場組合の交渉はこれからが本番 中小地場組合の交渉はこれからが本番である。長崎でも現時点で高い水準となっているが、先行組合が作り出した「賃上げの流れ」をしっかりと引き継ぎ、組合員の生活の安定や「人への投資」と月例賃金にこだわった粘り強い交渉が必要。 中小地場組合の賃上げには、価格転嫁が絶対条件であり、企業における価格転嫁の交渉状況も含めた交渉が求められる。 ○労働組合を作って賃上げを! 労働組合のない職場では賃上げがない職場も多い。労働組合の無い職場にも波及させる取り組みと合わせて、「労働相談活動」などを通して労働組合の輪を広げる運動を推進していく。 ■本日より1週間、働く人のための“夜間労働相談”を実施します! <電話による相談> ・実施日時:2025 年 4月7日(月)~13日(日)17:00~20:00 ・実施場所:連合長崎 ・電話番号:フリーダイヤル 0120-154-052(全国共通) ※相談無料、秘密厳守 |
※今後の公表予定
・5月12日(月)第2回公表
・6月 9日(月)第3回公表
≪問い合わせ先≫ 連合長崎 副事務局長 種村 電話095(826)8905
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