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連合長崎「2024春季生活闘争」第1回賃上げ集計結果について(プレスリリース)

日頃より連合運動に対し、ご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。

さて、2024春季生活闘争につきまして、連合長崎構成組織の賃上げに関する第一回目の集計を行いましたので、結果を報告いたします。

【概要】
〇月例賃金改善(定昇維持含む)を要求した138組合中71組合(約51%)が妥結済みで、うち地場組合は92組合中32組合(約35%)が妥結している。

○平均賃金方式で回答を引き出した組合の加重平均は13,801円・4.91%(昨年同時期比4,625円増・1.79ポイント増)、うち地場組合32組合の加重平均は 10,996円・4.66 %(同 6,456 円増・2.45ポイント増)となった。 

現時点ではあるものの、連合長崎結成以来の高水準
 第一回目の集計ではあるが、定昇込み賃上げ13,801円は連合長崎結成以降最も高く、過去10年の賃上げ額・率を見ても、ここ数年の賃上げの流れが継続できている。また、地場組合についても造船など製造部門を中心に大幅な賃上げが実施され、地場の結果に大きく影響しているが、いまだ多くの地場組合が交渉中であり、引き続き注視していく必要がある。

 ○妥結した約5割以上で満額回答を引き出している
 妥結した71組合のうち、満額もしくは要求を超えて賃上げを獲得した組合は5割を超えており、ベースアップ以外にも人材確保の観点から初任給の引き上げなど改善が見られた。また、2024年問題を抱える「交通・運輸」部門でも全体的にベースアップが実施されており、人員確保に向けた改善が見られる。

 ○長崎県の中小地場組合の交渉はこれからが本番
 中小地場組合の交渉はこれからが本番である。長崎でも現時点で高い水準となっているが、先行組合が作り出した「賃上げの流れ」をしっかりと引き継ぎ、組合員の生活の安定や「人への投資」と月例賃金にこだわった粘り強い交渉が必要。中小地場組合の賃上げには、価格転嫁が絶対条件であり、企業における価格転嫁の交渉状況も含めた交渉が求められる。 

○労働組合の無い企業でも賃上げを!
 今回の結果は、連合長崎に組織された労働者の賃上げ結果であるが、労働組合の無い職場にも波及できるよう、連合長崎としても引き続き機運醸成をはかっていく。

 ※今後の公表予定

  ・5月10日(金)第2回公表

  ・6月7日(金) 第3回公表

≪問い合わせ先≫ 連合長崎 副事務局長 種村 電話095(826)8905

添付ファイル

連合長崎「2024春季生活闘争」第1回賃上げ集計結果について(PDF)