8月に岩手の子どもたちが長崎・佐賀に訪問しましたが、10月10日~12日の連休に今度は長崎・佐賀の子どもたちが岩手県を訪れ、子どもたちとの再会を果たしました。
1日目は朝早くから長崎空港に集合しました。伊丹・仙台と飛行機を乗り継ぎ、それからバスで岩手に行くという大移動でした。仙台空港では、2011年の東日本大震災で津波に襲われており、津波の到達点の標識を見て、被災地に来たことを実感しました。
(仙台空港の津波到達点)
奇跡の一本松で有名な陸前高田市に到着。防潮堤や巨大ベルトコンベアーで土砂を運ぶかさ上げ工事がされており、震災前の町の姿とは大きく変わっていました。震災遺構として残されている「タピック45」(道の駅跡)を見学。その後、バスからも町の被災地建物や復興状況を見学し、大船渡津波伝承館へ。津波の実際の映像を見て、「普段の心構えが大切」「自分だけ大丈夫ではない」「地震が起きたら、早い時間に高いところへ」という防災学習をしました。
2日目は職場見学として「太平洋セメント工場」を見学しました。専用鉄道で運ばれてくる石灰石、1000℃を越えるキルンという装置で化学反応を加えられ、またセメントになった後はタンカーで運ばれていくといった、何もかもが巨大な工場でした。実際にキルンの近くに立つことができ、その熱風を肌で感じることが出来ました。
それから、三陸鉄道レトロ列車に乗って、恋し浜にホタテ貝の絵馬を掛けに行きました。レトロ列車は貸し切り運行だったので、みんな運転手・車掌気分が味わえ、大変満喫しました。
午後からは、漁船に乗せてもらい、ふれあいランドに到着。
神津新連合会長も参加しました。
岩手の子どもたちと再会し、連合岩手気仙地協の皆様のご協力により、ボール送り・綱引き・鬼ごっこ(逃走中)などの種目のミニ運動会に参加しました。その後、地域総出で屋台を準備していただいて、カキやホタテ、サンマなどの海の幸に舌鼓を打ちました。2日目の夜は、岩手の子どもたちも同じホテルに泊まり、夜遅くまで楽しんでいたようです。
3日目は岩手の子どもたちとお別れをし、世界遺産の中尊寺金色堂を見学して帰りました。子どもたちもスタッフも震災について学習し、また岩手の人たちの温かいおもてなしに触れ、大変貴重な思い出深い交流となりました。