2013年5月11日(土)に「日本教育会館 一ツ橋ホール」で連合「安心と信頼の医療と介護」2013中央集会が開催されました。参加者は609人でリレー討論と分科会が行われました。
・開催目的
少子高齢化が急速に進む中、団塊の世代すべてが75歳を迎える2025年を意識した医療・介護のあり方をめぐる改革議論が進められている。連合は、「2012~2013年度運動方針」に もとづき、医療・福祉・介護の連携による「地域包括ケアシステム」の確立、医療・福祉・介護の提供体制を安定的に確保できる報酬体系の見直しや人材確保の推進に向けた取り組みを実施してきた。これらの実現には、急性期医療から在宅医療、介護に至るすべての現場におけるディーセントワークの実現を、サービスの質の向上をはかる観点からも、具体的かつ着実に推進することが欠かせない。そのため本集会は、医療・介護サービスに従事する組合員が、「地域包括ケアシステム」への理解を深めるとともに、質の高い医療と介護を担う労働者がディーセントに働くことのできる提供体制のあり方、賃金・労働条件の改善や地位の向上に必要な取り組みなどについて議論し、今後の政策実現につなげていくことを目的に開催する。
・内容
(1)主催者代表あいさつ (南雲事務局長)
*2025年には医療従事者が105万人・介護従事者が169万人の人材が不足する。このことから「離職防止」や「人材養成」等の人材確保の取り組みが重要になる。
(2)リレー討論
【テーマ】 「地域包括ケアシステム」の構築をめざして
【報告者】 厚生労働省 社会保障担当 政策統括官 唐澤 剛氏
社会福祉法人ロザリオの聖母会海上診療所 上野 秀樹氏
佐伯市地域包括支援センター主任介護支援専門員 古川 直道氏
日本介護クラフトジャパンケア百人町訪問介護所長 小西 愛子氏
(3)分科会
第1分科会(医療関係) 【テーマ】地域包括ケアシステムを支える医療のあり方、働き方
第2分科会(介護関係) 【テーマ】必要な介護サービスの提供と介護保険制度の安定性の両立に向けて
(4)全体集会
各分科会報告
(5)アピール採択、全体集会まとめ(島田医療・福祉部門連絡会議長)