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2018平和行動in長崎~語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で 核兵器廃絶と恒久平和を実現しよう~

8月8日(水)1530から長崎県立総合体育館・メインアリーナにおいて、「連合2018平和ナガサキ集会」を開催し、全国より3,360人の皆様が参加されました。

冒頭 連合長崎宮﨑会長は「1945年8月9日、11時2分、この長崎の地に、1発の原子爆弾が投下されました。一瞬にして7万人を超える人が亡くなり、多くの苦しみ、悲しみをもたらしました。その一人ひとりには、人生があり、家族があり、未来があり、希望がありました。それを一瞬にして、奪い取ったのです。決して許されません。今日から始まる平和行動を通じて、見たり、聞いたり、感じたことを、ぜひ、それぞれの地域で、職場で、家庭で、共有して頂き、核兵器廃絶つまり、この地球上から最後の一発が無くなるまで、私たち一人ひとりが、自らができることを、行動していきましょう。」と挨拶されました。その後、連合 相原事務局長から、米朝会談、核兵器禁止条約、NPT再検討会議などの世界情勢に触れ、「世界の核軍縮を進めるための世論形成において、唯一の戦争被爆国・日本が果たすべき役割は極めて大きいものと実感しています。その中でも、私たち労働組合や本日ご参加の平和団体の皆様が、国際的な運動をけん引していかなければなりません。本日の集会で、戦争について・平和について、知り、感じ、考える機会としていきましょう。」と主催者代表あいさつがありました。

来賓として、長崎県中村法道知事、長崎市田上富久市長、国際労働組合総連合(ITUC)マクブール・サハーン法制局長からそれぞれご挨拶をいただきました。

  

長崎平和推進協会継承部会の深堀譲治様からは、原爆により母・弟2人・妹1人を亡くした悲惨な戦争体験を語っていただき、このような悲劇が二度と繰り返してはいけないと訴えました。

 その後、「核をめぐる最近の国際情勢:対立か、強調か」と題して、長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木達治郎センター長の基調講演がありました。核兵器禁止条約やトランプ政権の核政策の現状等の説明の後、「核兵器は1発でも使われたらおしまい。古いものを新しいものに変えているだけ」と述べ、「核軍縮の実質的進展のための賢人会議」での取り組みをご説明いただきました。

 

平和広島代表団(代表:連合広島 久光 博智 会長)からピースメッセージ、「若者からのメッセージ」として、ナガサキ・ユース代表団、高校生平和大使から、それぞれの立場での報告と決意表明がありました。

青年委員会 本田博士委員長が「ナガサキからの平和アピール」を読み上げ、満場一致で確認されました。その後、次の平和行動の地である根室へ平和の思いを託し、連合長崎宮﨑辰弥会長から連合北海道 荒木敏安副事務局長へピースフラッグリレーを行い、フィナーレとして「For The Peace Of World」を合唱し、平和ナガサキ集会を閉会しました。

  

 

「ピース・ウォーク」

連合長崎青年員会・女性委員会メンバーによる「ピースガイド」の案内で、原爆落下中心地公園・平和公園内の8箇所のモニュメント・碑巡りを行いました。全国から約500名の方に参加いただきました。

 

万灯流し

8月9日(木)19時から、原爆殉難者慰霊奉賛会、城山連合自治会と連携し、原爆犠牲者のめい福を祈る万灯流しを行いました。全国から参加した組合員・家族等が万灯に平和へのメッセージを書き込み、浦上川に流し殉難者を弔いました。