8月8日(月)15:30から長崎県立総合体育館・メインアリーナにおいて、「連合2016平和ナガサキ集会」を連合主催、原水禁・KAKKIN共催、また後援として41団体(行政・大学・平和団体等)に賛同いただき開催しました。全国より3294名が参加する中、長崎から核兵器廃絶・恒久平和を訴えました。
連合長崎 森光一会長から核兵器廃絶の想いを込めた開会あいさつの後、連合 神津里季生会長から主催者代表あいさつとして、今年5月のオバマ大統領の広島訪問に触れ、「今回の訪問を評価するとともに、この惨劇を三たび繰り返さない決意を示すという意味からも、アメリカ政府に対して、長崎への早期訪問を要請するものである。連合は、2020年までに核兵器の全廃をめざす2020ビジョンを推進するため、各関係機関と連携・連帯し、国内外の世論喚起の活動を一層強化していく。」と述べました。
引き続き、来賓として、長崎県中村法道知事、長崎市田上富久市長、国際労働組合総連合(ITUC)ママドゥ・ディアロ人権・労働組合権局長からそれぞれご挨拶をいただきました。
長崎平和推進協会継承部会の田川博康さんより、被爆者の訴えがありました。自身が被爆したこと、父親の臨時救護所での手術に立ち会った事、母親も軽症だったが原爆で亡くしたことなど、その体験から原爆の恐ろしさ・平和の大切さを訴えました。また、集会に参加している私たちに「平和のエリート」となって、平和の大切さを伝えてほしいというメッセージが強く心に残りました。その後、平和広島代表団(代表:連合広島 久光博智会長)よりピースメッセージ、「若者からのメッセージ」として、ナガサキ・ユース代表団、高校生平和大使から、それぞれの立場での報告と決意表明がありました。
後段は、昨年に引き続き、ピアノ弾き語りによる音楽活動を行っている「吉岡しげ美」さんによる、ミニコンサート「詩(うた)い・つなぐ~生命と平和へのメッセージin Nagasaki Ⅱ」を行いました。青年委員会 山口和樹事務局長が「ナガサキからの平和アピール」を読み上げ、満場一致で確認されました。その後、次の平和行動の地である根室へ平和の思いを託し、連合長崎森光一会長から連合北海道 大出 彰良副会長へピースフラッグリレーを行い、フィナーレとして「For The Peace Of World」を合唱し、平和ナガサキ集会を閉会しました。
「ピース・ウォーク」
連合長崎青年員会・女性委員会メンバーによる「ピースガイド」の案内で、原爆落下中心地公園・平和公園内の8箇所のモニュメント・碑巡りを行いました。全国から約500名の方に参加いただきました。
万灯流し
8月9日(日)19時から、原爆殉難者慰霊奉賛会、城山連合自治会と連携し、原爆犠牲者のめい福を祈る万灯流しを行いました。全国から参加した組合員・家族等が万灯に平和へのメッセージを書き込み、浦上川に流しました。今年もアルメニア共和国の子どもたちから、平和の願いを込めた灯ろうが届けられました。