2016年1月30日(土)、連合九州ブロック連絡会・連合大分主催による「『在日米軍基地の整理・縮小』と『日米地位協定の抜本的見直し』を実現する日出生台集会」が大分県玖珠郡玖珠町(玖珠川河川敷)で開催され約5,100人が結集、連合長崎からは森会長をはじめ145名が参加しました。 大分県の日出生台演習場では、米軍が沖縄で行っていた県道104号線越えの実弾砲撃演習を本土5ヶ所に移転した1997年以降、米軍による実弾砲撃訓練が行われています。本訓練は、「沖縄と同質・同量」の負担という約束であったにも関わらず、沖縄では実施されていなかった夜間砲撃訓練が実施されるなど、その内容が質・量ともに強化されてきており、「訓練の拡大・恒常化」「基地のばら撒き」となっている。連合九州ブロック連絡会・連合大分は1999年から日出生台集会を開催し、「在日米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本的見直し」を求めています。
集会では、地元実行委員会による「地元の思い」の訴えに続き、主催者を代表して連合九州ブロック高島代表幹事、また連合本部を代表して逢見事務局長が挨拶を行いました。続いて講演として、屋良朝博氏(フリーライター、元沖縄タイムス論説委員)から、「米海兵隊」に視点を置いて、「米は日本を守ってくれるのか?」「基地は沖縄にないといけないのか?」という問題を提起いただきました。 最後に、「基地を抱える地元の重圧を少しでも軽減するために『米軍基地の整理・縮小』、そして1960年に締結されて以来、一度も見直されていない『日米地位協定』の抜本見直しを実現する運動を、引き続き地域や職場において全力で展開していく」とする集会宣言を採択し、連合大分佐藤会長の団結ガンバローで集会を閉会しました。