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「核兵器廃絶・平和シンポジウム」~2015年NPT再検討会議に向けてキックオフ~

 連合・原水禁・KAKKINの3団体主催による「核兵器廃絶・平和シンポジウム」が4月14日(月)に広島県民文化センター(広島市)で開催され、全国から約500名が参加、連合長崎からは13名が参加しました。

◯主催者代表あいさつ 古賀 伸明 連合会長
  「2010年に開催されたNPT再検討会議では、全面的な核兵器廃絶が確認されたにも関わらず、未だに1万7千発余の核兵器が存在している。『核兵器禁止条約』に関する交渉を2015年NPT再検討会議を契機に早急に開始し、実質的な核軍縮や核兵器不拡散の合意を得ることが極めて重要である」と述べ、連合・原水禁・KAKKINの3団体として、取り組みを強化していくことを訴えました。
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◯来賓あいさつ  松井 一實 広島市長(平和首長会議会長)
 「平和首長会議は加盟国の158ヶ国、加盟都市数は6000都市を超えた。国内では1800の市町村のうち8割を超える都市が加盟している。人口で言えば10億人、世界の人口の7分の1が加盟した組織となる。この市民が核兵器廃絶への思いを共有し、行動すれば、基板となる国際世論は確実に動く」と訴えました。
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◯NPDI外相会合(報告) 野口 秦 外務省軍縮不拡散・科学部 軍備管理軍縮課長
 4月11日12日に広島市で開催をされたNPDI外相会合の概要について報告があり、「わが国で初めて、かつ被爆地である広島での外相会合開催は、NPDI各国として『核兵器のない世界』に向けた取り組みをこれまで以上に積極的に取り組むための、またとない機会となった」と評価しました。
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◯講演「核兵器廃絶に向けて何をすべきか」 水本 和実 広島市立大学広島平和研究所 副所長・教授
 過去のNPT再検討会議の成果や、核兵器の非人道性をめぐる動き等に触れ、「核兵器の非人道性に関する訴えを、いかに具体的な提案につなげていくかが問われている」と提起しました。
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◯被爆者からの訴え 広島県被団協 畠山 裕子さん
 当時6歳、爆心地から3kmあまりの安佐郡長束村の国民学校で被爆した体験をお話いただき、「原爆による放射線がんが、原爆投下から70年近く経った今も発症していることを知ってほしい」と訴えました。
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◯3団体からの決意表明
  石井 一清 連合広島会長、佐古 正明 原水禁広島代表委員、堀谷 俊志 KAKKIN広島副議長
 
「連合・原水禁・KAKKINの3団体は、2015年のNPT再検討会議に向けて、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現をめざして、職場や地域で核兵器廃絶運動に粘り強く取り組み、日本政府と国連に対して3つのことを要請すること」を確認しました。

・2015年NPT再検討会議で、2010年合意を再確認し、核兵器廃絶への着実な道筋について合意すること。
・核兵器の製造、保有、使用等を全面的に禁止する「核兵器禁止条約」に関する交渉を2015年NPT再検討会議を契機に開始すること。
・2020年までに世界中のあらゆる核兵器の廃絶を実現すること。
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◯閉会あいさつ 森 光一 連合長崎会長
 「来年の再検討会議に向けた私たちの行動が最も重要なものになる。核兵器廃絶に向けて、まず必要なのは、今回のような運動を継承・拡大していくこと、そのために本日集まった皆さんとともに世代や国境を超えた活動が大切である。さらに、次世代へ私たちの思いを広く継承していくことも、私たちの使命である。」と述べ、シンポジウムを閉会しました。
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 シンポジウム終了後、連合長崎からの参加者は、連合本部・連合広島のメンバーとともに「核兵器廃絶1000万署名」街頭行動を原爆ドーム前など3箇所で実施し、署名を呼びかけました。

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※連合長崎としての署名の実施方法については、構成組織には別途お知らせいたします
  リンク:「核兵器廃絶1000万署名」(連合ホームページ)