連合「いのちを守る絆フォーラム」が3月27日(木)東京YWCAホールで開催され、連合長崎から2名が参加しました。このフォーラムは、東日本大震災から3年目の節目として、今年から新たにスタートしました。
◯被災地の現状と課題「福島の子どもは可哀想・・・なんて言って欲しくない!」
自治労南相馬市職員労組(南相馬市健康企画係係長)の大石万里子さんより、東日本大震災から3年が経過した南相馬市の現状と課題について、行政の立場で報告いただきました。
◯講演「想定外を生き抜く力~釜石の防災教育に学ぶ~」
群馬大学の片田敏孝教授より、釜石市の防災教育の取り組みについて講演いただきました。東日本大震災発生前、逃げないことが常態化していた社会環境の中で育った子どもたちの意識を変え、自らが率先避難者となることを教えた釜石市での防災教育。そして、その子どもたちが東日本大震災の際にそれを実践し、周りの大人達を含め多くの生命を救ったこと。知識、脅しの教育ではなく、「共感できる教育」が、生命を守る防災として最も大切であることを強く訴えました。
◯連合「東北の子ども応援わんぱくプロジェクト」立ち上げに向けて
連合の新たな取り組みとして、「東北の子ども応援わんぱくプロジェクト」をスタートします。このプロジェクトでは、東北3県(岩手・宮城・福島)で被災した子どもたちを、全国の地方連合会へ輪番で受け入れ、また受け入れ側の子どもたちにも、東北3県を訪問することで震災を風化させず、自然災害への防災の意識を学んでもらうことを目的としています。
このプロジェクトの応援団長として、やくみつるさんより、力強いキックオフ宣言がなされました。